記事作成にあたり、
突然の提案に付き合って頂き、現環境や大会環境についての詳しい話をしてくださったひなたさん
概要作成時に同席してくださった皆さん
校閲、監修してくださった皆さん
ご協力ありがとうございました。
GBA環境（～2023/4/13）
マスターズ環境で強構築と言われているのは
・ステガパネスチ逃げ
・CSラケット逃げ
・2100スラッシュ
・チップ破壊逃げ
・凍結バスター
・CS泡
辺りが特に強かった印象です。
2100スラッシュはオフ会でも見る機会が多く人気な構築でした。
逃げが強い環境だったのでアンインストールの価値もその分上がっていたと思います。
オフ会はお遊び構築やオリジナリティ溢れる構築を持ち込む人も多く、例を挙げ始めるとキリがないのでこの辺で。
発売直後（4月14日～4月末頃）
GBA環境の延長的な環境。
2100スラッシュ、バスター系統（凍結が多め？）、ステガBクラック複合（CSマシンガン、パネスチ）等が多い環境であった。
逃げは練度が必要である為ほぼ居らず。
また、GBA版である程度成績を残したCS泡、CSチップ破壊はCS追加効果確定バグが削除された為消滅。（前者はまだ強いって噂はありましたが…）
5月～
パライソさんがエリアスチールを5枚とオウエンカを積んだヒビバスターでΩランク到達
（通称テングCSバスター）
修正バスター、スラッシュが多い環境で勝ち上がりやすく、後にエリスチ4～5積みのバスターが環境に多数出現。
この少し前からCSインビジ研究がスタート
最初期はビデオマン入りのFクイゲから考案開始。
作ったはいいものの、ナンバーズ不在で火力不足、ファースト合わせてクイゲ3枚は過剰等の理由により以降ビデオマンが入ることはなかった。
数週間後にりょうたくさんがCSインビジ複合のけバでΩランク達成
後日ルロイ修道士（canonexe）さんが移動バグステガCSインビジを開拓し非暗転型が完成
同時期に水煮さんがエグゼでもパチンコがしたいって言いながら作ったメガ10CSインビジ逃げでΩランク達成。
5月末頃にグリーンさんが暗転型ステガCSインビジでS++帯を20-2でΩランク達成
後に更に移動バグ無しのステガCSインビジが考案され、現在はステガCSインビジはこちらがスタンダードになっている。
（アンインによりスラッシュ有利等の理由により）
当時大会結果
6/17 第二回パライソ杯：CSインビジ（多分メガ10）
7/1 第一回アドコレCS：泡ヒビ
オンライン環境はCSインビジ、バスターもいたが現在ほどまでは環境は煮詰まっておらず。
配信等を見る限りでもなんだかんだで色んな構築が飛び交っていたと記憶しています。
4～5月頃のバスター多めな環境をベースにCSインビジ、スラッシュ、ステガ複合からオリジナル構築まで群雄割拠していた感じ。
但し、結構初期の頃から2100スラッシュは環境に適していないんじゃないかと言われていました。
※こがらしさんがSランク→Ωランクまでを2100スラッシュではなくB入り2080で達成する等
一応CSインビジに対して2100スラッシュ（ヘビゲ複数投入型）は有利を取れていましたが、最初はあまり多くの人がCSインビジを使っている感じでもなかったと記憶しています。
7、8月～
8月頃にCSインビジスラッシュが開拓され始める。
また、水煮さんのメガ10逃げを俺が絶対Fラップある方がいいよって茶々を入れることで改造したメガ9CSインビジ逃げが完成。
ファーストバブルラップを追加したことでメガ10より防御が更に厚くなった。
当時大会結果
8/5 第二回アドコレCS：テングCS凍結ヒビ
8/19 ネットバトル懇親会（オフイベ）：メガ9CSインビジ逃げ
8/26 第四回パライソ杯：テングCSバスター
9/9 第三回アドコレCS：CSインビジ逃げ
10/14 第四回アドコレCS：吸い寄せヒビ
11/3 第五回アドコレCS：ステガCSインビジ逃げ
ここまでの大会で結果を残しているバスター系統は全てエリスチを多投しており、
スラッシュの優勝記録が一度も無い事が特に注目ポイントだと思います。
そして現在はオンライン環境でもスラッシュが減少傾向で、
吸い寄せヒビバスター、ステガCSインビジまみれとなっているとのこと。
以上がアドコレのエグゼ6マスターズ環境の変化です。
環境考察
実質2強環境となった原因についてひなたさんと色々と話しておりましたが、おそらく下記のような感じではないかという話になりました。
まず、テングCSバスターとCSインビジが流行。
スラッシュ系統がCSインビジに有利である為、
テングCSバスター＞スラッシュ＞CSインビジ＞テングCSバスター（有利＞不利）
の三竦みが完成していた。
そんな中、CSインビジ、バスターミラーに有利な凍結バスターが流行、
これを受けてステガCSインビジが流行。
スラッシュがCSインビジに有利と言えた理由として以下の二つが挙げられます。
・アンインノイズをキッチリ当てることでスラッシュハメが成立する。
・キラークロスCS、キラビCSでダメージを稼げる
しかし、CSインビジがテングマンSPやノイズストームを多投し始めたこと、
またステガCSインビジはアンインストールが入っていることによりスラッシュに勝ち筋が作れる等の要因により、
スラッシュの対CSインビジの勝ち筋が薄くなりスラッシュが減少。
結果、バスターとステガCSインビジまみれの環境が完成。
その後、バスターがミラーの打ち合いや対ステガCSインビジで有利を取る為に、引き寄せヒビを使用し始め移行しつつある。
こんな流れではないかという考察になりました。
というわけで、この環境で勝ち上がる為にはCSインビジとバスターを同時に対策する必要がありますが、
これは普通のフォルダからするとかなり難しいです。
バスターが強いだけの環境であればGBA時代に使われていたクイゲ+カワリミマジックが入った逃げ構築でおそらく無双できると思います。
（えくしーどさんがバスターが多い環境初期にCSマシンガン逃げでΩランク到達実績アリ）
が、CSインビジが従来の逃げ構築に対して大抵の場合有利な為、実質2強という環境が出来上がってしまっていると考えています。
ちなみに、GBA版で強構築と言われていたものはほとんどが環境から姿を消しました。
・ステガパネスチ逃げ
CSインビジにかなり不利な為消滅。プレイ難度が高いことも原因？
・2100スラッシュ
バスター、CSインビジどちらも5分～不利な為消滅。
・凍結バスター
ランクマッチの性質上、マッチングで負けるなど運に左右される、ステガCSインビジに不利な為立ち位置は微妙。
・チップ破壊、CS泡
GBA版からバグ削除により確定じゃなくなったので消滅。
後者はまだ使えるけどステガCSインビジが流行してるのでキツそう。
唯一ラケット逃げだけはCSインビジ、バスターどちらにも五分～有利を取れる為、
立ち位置はかなり良さそうだと思っています。
（対バスターはエリアの取り合いに強くマジックもある為有利、対CSインビジは行動中断できるCSによるダメージソースにより有利寄り。CSインビジの中身次第）
但し、逃げの性質上プレイ練度が必要である、従来の構築では現環境に最適化されておらず構築から見直す必要がある等の理由により、ハードルは少し高めなのかなと考えています。
一応パライソさんも比較的最近ラケット逃げを使用してΩランクに到達し結果を残しているので、大きく間違ってるってことは無いと思います。
（本人はキツかったって言ってましたが…）
話を聞いた上で今自分が潜るなら多分こうすると思うラケット逃げの構築を組んでみました。
フォルダ
J
ジャッジSP
K
キラーSP
Q
カネフォ
W
マグナム×2【REG】
バリア200
ダブビ
X
グレイガ
Z
サンク
リベンジ【TAG】
＊
エリスチ×5【TAG】
ヘビゲ
クイゲ×2
フルカスタム
インビジブル×3
カワリミ×3
アタック+30
キラー
ジャッジ
エレメント
改造カードとナビカスはテンプレ
ジャッジSPはブラストSPでもいいと思います。
オウエンカケアするならブラスト、エリアの取り合い+CSインビジ対策厚めにするならジャッジとお好みで。
エリア取られなきゃオウエンカケアする必要無いので多分ジャッジのが強いと思う。
またグランドSPよりキラーSPの方が価値が高いと判断して入れ替えています。
元々CSラケット系はスラッシュ有利というのもありますが、
現環境ではスラッシュ解除よりもダスト解除、インビジ貫通できることが重要であることが理由です。
将来この考え方も煮詰まってグランドマンSPが構築から抜けてきたら、アンイン抜きBコード入りスラッシュの天下が再び訪れてもおかしくはない…かも？ と考えています。
（バスターにはスラッシュがノーリスクになり、CSインビジにはダメージ効率が落ちるもののスラッシュクロス+ヘビゲ多投で比較的安定したダメージソースが確保できる）
もしそうなった場合は初手スラッシュやエリア負けスラッシュが実は超戦略的というゲームが始まり、以降は歪んだメタがぐるぐる回るのかなと思います。
まあその頃には誰もオンでやってなさそうな気もしますけどね…。
以上、長文にお付き合い頂きありがとうございました。
